寝具専門店のプロがお届けする寝具のコラム
子供用布団の選び方
寝具のプロが教える子供用布団の選び方
成長期の子供に使わせたい、子供用布団の選び方をご紹介します。
子供用布団の種類
子供用の布団も大人用の布団(一般的な布団)と同様に、各社が様々な種類のものを販売しています。
最も買いやすくそろえやすいのは、敷布団・掛布団・まくらなど寝具一式がセットになったものです。
セットのものは、それぞれを単品で買うよりも安価な価格で設定されている場合が多く、重量が重すぎず、家庭で丸洗いできる仕様で作られているものが多いです。
もちろん子供用の掛け布団や敷布団は単品でも販売されています。
敷布団だけ、掛布団だけなど、個別で購入することもできます。 子供用布団には、お昼寝用の寝具と称して、床に敷くためのマットなども販売しています。
こちらは1時間2時間の短時間睡眠の際に手軽に使用できる、という目的の寝具なので、8時間や9時間の夜間の就寝には適していません。
サイズの選び方
子供用の布団は、各社が様々なサイズで展開しています。
掛け布団のサイズは、130センチ×180センチ、135センチ×185センチ程度のものが多いです。
掛布団のサイズの選び方としては、大きければいいというものでもありません。
使う場所がベッドであれば、一般的な掛布団だと大きすぎて、寝相の悪い子供がベッドから落としてしまうこともあります。
ベッドで眠る子供には、コンパクトなサイズ感の子供用掛け布団を合わせてあげると使いやすいでしょう。
子供用掛け布団のサイズは各社大きく違いませんし、5センチ程度の違いはそこまで大きな違いではありません。
サイズよりも、好きなキャラクターの柄があるとか、安心できるような機能があるとか、そういった面を重視してもいいでしょう。
敷布団のサイズは、85センチ×185センチ、90センチ×180センチ、90センチ×185センチ程度のものが多いです。
敷布団は使う場所に応じて選びましょう。 ベッドに敷く場合は、ベッドの内寸を図ってから購入してください。
床に敷いたり、親子川の字で眠る場合は、あえて子供の布団は小さめにしてもいいと思います。
子供は寝相が悪いため、敷き布団が大きくても小さくても、朝起きると床まで転がってしまっている、親の布団に入り込んでいる、なんてことはよくあることです。
川の字で複数枚の敷布団を並べて敷くのであれば、子供用の敷布団は小さめのサイズでも大きめのサイズでも大きくこだわらず、お部屋が広ければ大きいもの、広くなければ小さいもの、という選び方でもいいでしょう。
子供用掛布団のおすすめの選び方
子供用の掛布団は、詰め物がポリエステルわたのものを好んで選ぶ方が多いです。
ポリエステルわたには、軽く、ほこりが出ないという特長があります。子供は寝返りを良く打つので、掛け布団は軽いほうが動きやすく、寝返りの邪魔をしないのです。
また、ポリエステルわた自体からはちりやほこりが出てにくいため、子供の弱い鼻や喉に適しています。
子供用敷布団のおすすめの選び方
硬めの敷布団のほうが子供にいい、と言われることも多いようです。
子供の体は軽いので、柔らかめの敷布団を使用しているからと言って体が沈み込んで痛い、ということはあまりありません。 しかし子供の体は日々大きくなり、重くなります。
あまり柔らかすぎると眠っている間の体が安定せず、だんだん寝心地が悪くなってくる場合もあります。
少し硬いかな、という程度の寝心地がいいでしょう。
少し硬めに寝心地の敷布団のほうが、使っているうちになんだか柔らかくへたってきたり、硬すぎる場合は追加でマットを購入して柔らかで厚みのある寝心地に変えることができます。
柔らかな寝心地 の敷布団を硬めに変えたり調節たりするのは難しいため、硬めの寝心地の敷布団をお勧めします。
よく販売されている、ポリエステルわたの敷布団で十分ですが、スポーツをしていたり日中良く活動して筋肉の成長が早い場合は、体圧分散に優れていたり、寝心地の良さをうたっている敷布団もいいでしょう。
低反発のような、柔らかすぎるものより、安価で硬めの、ポリエステルわたや綿、羊毛などの敷布団で十分ではないでしょうか。
子供用布団を選ぶ際にこだわってほしいこと
機能と重量、本人に触らせて試させて、好きと言うか嫌いと言うかどうかで選ぶのもいいでしょう。
子供は小さな体で良く汗をかき、風邪などをひくことも多く、病気になると通常よりもさらに汗をかき、時には嘔吐します。
また、おねしょがなくなったね、と思ったら忘れていたころにまたおねしょを繰り返したりします。これは世界中の子供によくあることであり、愛すべき子供たちの、変えることができない愛すべき特徴です。
そんな子供たちが快適に使える機能・軽さで、さらには本人たちの好みや意見を取り入れてあげて欲しいです。
家庭で丸洗い、水洗いができること。抗菌防臭や、匂いを抑える機能がついていること。吸汗速乾機能がついていることなど、機能性に富んだ布団のほうが何かと便利です。
また、重量は、敷布団も掛布団も重すぎないものが良いでしょう。せっかく子供用に布団を用意するのであれば、子供自身が敷いたり畳んだりできるものを選んであげることで、自分のことを自分でさせる習慣を身に着けさせることができます。
また、子供用布団には、大人用の布団にはあまりない、キャラクターものの寝具カバーが多く販売されています。
好きなキャラクターのものを選ばせてあげると、自分の使うものに愛着を持って接するようになり、大切に使うようになります。
子供用布団のサイズ感は、掛布団・敷布団ともに各社大きな違いはないため、サイズよりもこのような観点で選ぶこともおすすめします。
・ 子供用布団の選び方 まとめ
・ 子供用布団はセットで購入する方がお買得!
・ 子供用掛け布団はポリエステル素材の中綿が人気!
・ 子供用敷布団は少し硬めがオススメ!
・ 子供の好みに合ったキャラクター柄の布団カバーを選ばせてあげましょう!
コメント
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- 2022.11.03
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