合繊敷布団を毎日使用している方、たまにしか使用しない方、使用するスタイルはそれぞれです。
合繊敷布団は敷布団の中でも扱いやすく、さらに、収納がしやすい点においても優秀です。合繊敷布団の収納方法をご紹介します。
毎日使用する方は、眠る前に敷き、起きたら畳み、押し入れやクローゼットにしまう収納方法をおすすめします。
毎日押し入れやクローゼットにしまうのは、生活サイクルによっては手間かもしれません。
日中は仕事などで出かけてしまい、家には寝に帰るだけ、帰ったらすぐにまた布団を使う、という生活を送る方もいれば、1日の大半を家で過ごす方もいるでしょう。
どのような生活サイクルの方でも、敷布団に毎日動きを加えるために、毎日畳んで、しまう。この収納方法をとっていただきたいです。
毎日敷布団を使う寝室で布団が邪魔にならない場合でも、眠らない時間は畳んで収納するようにしましょう。
敷布団の下の部分の床や畳、カーペットなどに湿気をためないためです。
合繊敷布団は湿気をため込み過ぎない性質を持っていますが、合繊敷布団を敷いたままにすることによって合繊敷布団の下のスペースが湿気をため込んでしまい、匂いやカビの原因となります。
また、敷いたままにしていると、敷布団がお部屋のちりやほこりを吸ってしまいますし、お部屋のお掃除もしづらくなります。
そうはいっても、押し入れやクローゼットに毎日布団をしまうスペースがない、という方もいるでしょう。
そういった方は、朝起きたら畳んで、なるべく部屋のちりやほこりが少ない場所、もしくは風通しのいい場所に布団を置くようにしてください。
また、畳んだ敷布団や掛け布団、まくらなどをまとめて重ねた際は、敷布団を1番下に置き、その上に重い毛布、さらにその上には軽い毛布や軽い羽毛布団、1番上にまくらを置く順番が最適と言えます。
重いものを下に、軽いものを上に置きましょう。 その順番で置いた後に、最後に全体に大きな布カバーなどをかけて、お部屋のちりやほこりを浴びないようにしてあげるといいでしょう。
来客用などで、普段頻繁に使用せず、収納する時間のほうが長い場合。
そういった場合は、収納する前に合繊敷布団をよくお手入れしてから収納するようにしましょう。
丸洗いできるものは丸洗いする。丸洗いができない場合でも、よく乾燥させ、敷布団のごみやほこりを落として、清潔にしてからしまうことをおすすめします。
丸洗いの際には、家庭で洗える、家庭で水洗いできますなどと表示されている場合でも、洗濯機の水流や脱水の時間は適宜調節してください。
水流が強すぎたり、脱水時間が長すぎることによって、敷布団内部のポリエステルわたの詰め物が寄れてしまい、寝心地が変わる場合があります。
特に敷布団内部に中芯がないものなどはよれやすいので注意してください。 合繊敷布団は真綿の敷布団のように、中の詰め物を打ち直すこともできません。
ご家庭での丸洗いや水洗いが心配な場合は、敷布団クリーニングを行っている専門の業者に任せると安心です。
また、合繊敷布団は虫も付きにくく、虫に食べられることもありません。
ただし長期間収納している際に、布と布の間に虫が滞在する可能性はあります。あまり嬉しくないですね。
そのため、合繊敷布団を収納する場合も、収納する場所に防虫剤を置くか、畳んだ際に防虫剤を挟んでおくなど、防虫剤を敷布団の近くに置いておくと虫が寄りつきません。
防虫剤に加えて除湿剤も置いておくといいでしょう。日本の押し入れやクローゼット内部は高温多湿になりやすいため、敷布団やその他の収納物を湿気から守ります。
洗ったり干したりして清潔になった合繊敷布団。防虫剤や除湿剤も揃えているから、あとは畳んで、しまうだけ。
もちろんそのまま畳んで、しまっても大丈夫。 その場合でも、重いものを下に、軽いものを上に配置する順番で、しまうといいでしょう。
合繊敷布団は下のほうに置いてください。 しかし、畳んでしまうよりもおすすめの収納方法は、収納用の袋に入れてからしまうこと。
購入時の袋などで充分です。畳んでいるだけの状態よりも、出し入れや上げ下げが楽になります。
収納袋の中でも特におすすめなものは、布団用の圧縮収納袋です。
合繊敷布団は厚手なものも多く、1枚でも押し入れやクローゼット内でかさばります。
複数枚持っている場合などはものすごい厚みに驚くことでしょう。 合繊敷布団の中でも、敷布団内部に中芯があり、二層や三層になっているものほど、布団用圧縮袋をお勧めします。
近年使われているポリエステルわたの弾力は、昔のものに比べると各社格段に品質が良くなっています。
半年程度の布団圧縮袋による収納で、わたがつぶれてしまいだめになるということはありません。
布団圧縮袋を使用するとかさが減り、その分ほかのものを収納するスペースを確保することができます。
また、合繊敷布団は軽いため、圧縮袋で容積を減らすことにより女性でも持ちやすくなり、押し入れやクローゼットの高所にも持ち上げて、収納しやすくなります。
・ 敷布団・合繊敷布団の収納方法 まとめ
・ 敷布団は毎日畳んでしまう習慣を!
・ 敷きっぱなしの敷布団は臭いやカビの原因になります!
・ 長期収納する敷布団には防虫剤などの対策は必須!
・ 敷布団は収納袋などを活用してスペースを確保!