合繊敷布団には、どのようなお手入れが適しているでしょうか。使用するうえで必要なメンテナンスをお伝えします
敷布団のカバーは、こまめに取り換えてください。
季節を問わず、人間は眠っている間に汗をかきます。毎日眠るとカバーやシーツにも、敷布団自体にも水分をため込み、汚れていきます。
敷布団が合繊か、綿か、羊毛か、など詰め物の素材にかかわらず、敷布団を敷くお部屋の床はこまめに掃除する、そして敷布団のカバーやシーツもこまめに取り換えるようにしましょう。
ベッドのマットレスと異なり、お手入れのしやすさが敷布団の強みです。
丸洗いができる加工をしてある合繊敷布団の場合、汚れた場合には手軽に洗い、干して乾燥させ、清潔さを保つことができます。 ただし敷布団を丸洗いするにはそれなりの大きさの洗濯機を使用しなくてはならず、小さな洗濯機ではお洗濯も難しいでしょう。お洗濯の際にはコインランドリーを活用すると、洗った後の脱水から乾燥まで一気に行うことができ、手軽です。
また、合繊敷布団であれば丸洗いできる、というものでもないので、どのようなメンテナンス方法ができるのか、購入時に確認しましょう。
ポリエステルわたが詰まっているだけの敷布団であればお洗濯ができるものも多いですが、寝心地にこだわっていて敷布団の中に芯材が入っていたり、体圧分散の形状になっているものは、合繊敷布団でも丸洗いができないこともあります。
また、ドライクリーニングができないものもありますので、不明点がある場合はまず布団クリーニングを行っている業者に確認しましょう。
屋外屋内問わず、干すことができます。直射日光に当てても問題ありません。
また、干して掛けているうちに敷布団内部のポリエステルわたが寄ったりずれたりしてしまう、ということもほとんどありません。
気軽に干せるのは場所のことだけではなく、敷布団自体の軽さからも言えます。庭やベランダの手すりの高さにも持ち上げやすいですし、持ち上げて、物干し竿に干してもいいでしょう。
物干し竿に干す場合は、上げ下ろしに十分注意してください。重すぎて持ち上げることができない、ということがあまりないのが、合繊敷布団の特長です。
合繊敷布団の詰め物であるポリエステルわたは、それ自体からちりやほこりが出ることはありませんが、ちりやほこりを吸い込みやすいです。
気軽に干しやすい特性を生かして、定期的に干して叩いて、ちりやほこりを叩き出してください。
また、ポリエステルわたは、吸汗速乾機能の加工をしていない場合、汗などの水分を透過はさせるのですが、ポリエステルわた自身が湿気を発散したり湿気をため込まないようにしたりすることはありません。
羊毛などにある吸汗速乾機能は、普通のポリエステルわたにはついていませんので、湿気をため込まないように気を付けましょう。
軽くて干しやすいので、定期的に外に干して太陽の光に当てて風を通るお手入れをしてあげましょう。合繊敷布団だけど厚みがある、二層や三層になっていて敷いていても畳んでいてもかさばるようなものもありますが、そういった厚みがあるものほど湿気を逃がすのが難しく、ため込んでいる場合もあります。
見た目には清潔でも、厚みのある敷布団内部に湿気やにおいが溜まっていたり、カビが生えて来たりするかもしれません。使うか、たたんで収納するか、の二通りだけではなく、干して日光と風に当てて叩いてちりやほこりを落とすというお手入れを加えてください。
合繊敷布団だからこそ、敷布団に厚みがあり、お手入れがしづらいことがあります。厚みがあると畳んでも大きく、外に運び出すのも一苦労な場合もあるからです。
また、ベッドの寝心地改善で使用しているような敷布団だと、ベッドからの上げ下ろし、外に出したはいいけど戻すのも大変、ということもあります。
合繊敷布団に使われることが多いポリエステルわたは、ダニがはポリエステルわたを食べないのでダニが付きづらいと考えて差し支えありません。
かといって干しもせず洗いもせず使い続けることには抵抗もあります。そういった場合は、ホットカーペットを使用しましょう。 布団用の乾燥機や布団専用掃除機なども販売されていますが、ホットカーペットをお持ちの方はまずこれを使ってみましょう。ホットカーペットには、ダニを退治できる熱さレベルがあるものが多いです。
そのレベルまで熱くしたホットカーペットの上に敷布団を敷くことで、敷布団の湿気やダニを逃がすことができます。この方法であれば敷布団を動かしたり上げ下ろしする手間がありません。ぜひ活用してみてください。
・ 敷布団・合繊敷布団のお手入れ方法 まとめ
・ 合繊敷布団は敷き布団カバーをこまめに取り替える!
・ 合繊敷布団は洗えるタイプの敷布団もある!
・ 合繊敷布団はホットカーペットでダニ退治も出来る!
・ 敷布団は定期的に干して風を通してメンテナンス!