人気の低反発まくらの使い方や購入前に気をつけておきたいポイントなど、寝具のプロが役立つ情報をお届けいたします。
最近良く眠れていない気がする、起きた時に疲れが取れない、体が痛くなる。
首・肩・腰が痛い。整骨院や整形外科で枕や寝具の買い替えを提案された。
使っている枕がつぶれてきた、へたってきた、劣化してきた気がする。
枕の買い替えを考えたときに、低反発枕を候補に挙げる方も多いです。
日々の健康は、良質な睡眠からもたらされます。
眠っているときの姿勢の悪さやきつい体勢のせいで、起きた時に違和感を感じることも多いです。
自分に合った枕を見つけて上質な睡眠を確保するため、低反発枕について知ってください。
低反発枕とは、ウレタン素材を使用して作られた枕のことです。ウレタン素材には硬い硬性のものと軟性のものがあります。
低反発枕で使われるウレタンは、柔らかいウレタンです。
反発が少ないため低反発と言います。逆は高反発です。
低反発枕の特徴は、自分の頭や首の形に合わせて沈み込み、フィットしてブレが少なく、肩や頭を固定 してくれる点です。
触るととても柔らかく、指や手、首の形に沿ってゆっくりと沈み込み、ゆっくりと形が戻ります。
高低差のある低反発枕には正しい向きがあります。
正しい使い方を覚えましょう。頭を置く中心に対して、高さのある辺と低い辺との、異なる高さで作られています。
正しい向きは、高い辺が首にくるように置き、低い辺が頭頂部に来るように置く方法です。
間違えた、逆向きの使い方で使い続けている人がとても多いです。
マッサージチェアを使うとき、首の部分は低くなり高いほうが頭頂部にくることから、間違えた向きで使い続けている方が多いようです。
また、枕や寝具は家電や機械のように取扱説明書が付属していないものも多いために、正しい使い方を知らなかった、なんてことも。
低反発枕を購入する際は、是非実際に触って、試してみましょう。
インターネット通販での購入を考えているなど試すのが難しい場合は、現在使っている枕の寸法を測り、購入しようとしている枕の寸法と比較しましょう。
現在使っている枕と寸法、特に高さが近いものを選びましょう。極端に違う寸法・形状のものを選ぶと、首や体がついていかず、寝つきが悪くなる可能性があります。
人間の首の骨は、ゆるやかに曲線を描いて、少し前にカーブするようなかたちが正常であり普通です。
高いほうを手前に置くのが、正しい使い方です。
高いほうを首に当てるメリットは、低反発枕の高いほうが首に当たるようにして、首の骨である頸椎が緩やかな曲線を描きながら支えることができる点です。
最近はパソコンやスマートフォンなどの電子機器を使い、日常的に前かがみの姿勢をとる生活習慣から、首の骨が曲線ではなく直線を描いてしまうストレートネックになっている人が多いです。
しかし首の骨は本来、柔らかな曲線を描いた形であることが正しい形状です。
ストレートネックになっていると名前の通り骨がまっすぐになっていますから、最初は低反発枕の高いほうを手前にして使うと違和感があり快適でなく、ストレスのように感じるかもしれません。
しかし高さがあるほうが首に当たるようにする。
この使い方が、高低差のある低反発枕の正しい使い方です。
ストレートネックによる首の形と姿勢の悪さは、低反発枕を正しい向きで使用して睡眠をとることで、改善しましょう。
・ 低反発まくらの使い方 まとめ
・ 低反発枕の特徴は頭や首の形に合せて沈み込みフィットしてくれる!
・ 高低差のある低反発枕は高い方が首にくる向きで使いましょう!
・ 低反発枕は高い方を首にあてる事で首の頸椎曲線にフィットしやすくなる!
・ 今使っている枕の高さと新しく購入する枕の高さは同じものをなるべく選びましょう!